スカーフの素材の特徴とは?メリット・デメリットまで詳しく解説
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スカーフの素材はどのようなものがあるのかと疑問に思ったことはありませんか?
衣類などと同様に体に身にまとうものには様々な素材が使われています。
素材の特徴を知っておくことで、自分に合うスカーフも見つかるはず。
そこで今回は、スカーフの素材と特徴について詳しく解説します。
スカーフの素材の種類とは?
スカーフに使われている素材を大きく分けると以下の2種類があります。
- 天然繊維
- 化学繊維
デザイン重視の欧米などと違い、日本では素材を重視にして作られます。
もちろんデザインの美しさにもこだわっていますが、着心地の良さやシワになりにくいなど機能性を高め、使う方が満足するように考えられて制作されます。
スカーフに使われる素材にはいろんな種類があるので、ご自身の用途によって素材を選ぶ必要があるのです。
天然繊維の素材の種類
スカーフを天然繊維の素材から選ぶ場合、以下の4つの種類があります。
- 絹(シルク)
- 綿(コットン)
- 毛(ウール)
- 麻(リネン)
天然繊維の良さは、肌になじみやすく着け心地が良い自然の良さがあります。
海外では機能性に優れた化学繊維(合成繊維)を好む方が多いのですが、日本人は良質な本物を求める方が多いため天然繊維が選ばれています。
天然繊維は、自然な風合いが見た目にも美しく癒され、肌触りが良い反面、素材が天然の素材なので加工に手間がかかり高値になるといったデメリットもあります。
絹(シルク)
蚕の繭から作られるものを「絹糸(けんし)」、繊維の長いものだけを紡いだものが「生糸(きいと)」と呼び、絹は生糸を使ったものを指します。
古くから使われている素材で、絹の製品はシルクロードを通じて西洋にも運ばれ重宝されていた素材です。日本では、弥生時代にはすでに、絹織物が存在していたようです。
絹は繊維の中でも最も美しく優雅な色相と言われているほどの優れた繊維でもあります。
絹(シルク)のメリット
- 柔らかく滑らかな
- 吸湿・放湿・保温性がある
- 紫外線を吸収
- 静電気が起こりにくい
絹(シルク)のデメリット
- 水に弱く、濡れると縮む
- 黄変しやすい
- 摩擦に弱い
綿(コットン)
綿(コットン)は、古くからインドや南米のペルーなどで栽培され使われてきた素材です。
綿繊維は微細な繊維のため吸湿性が高く、コットンの内側と外側に温度の差ができると、内側の水分を吸いとって、これを外側へと発散しようとする性質があるため幅広い用途で利用されています。
また、強度が強いため、洗濯をしても素材が痛みにくく長く使える特徴があります。
綿(コットン)のメリット
- 通気性が良い
- 静電気が起きにくい
- 肌触りがよい
- 夏は涼しく冬は暖かい
綿(コットン)のデメリット
- シワになりやすい
- 黄変しやすい
- 乾きにくい
毛(ウール)
毛(ウール)は、主に羊の毛(羊毛)のことで、動物繊維の一種です。
一般的にメリノ種の羊毛のことを指しますが、やわらかく上品な肌ざわりのアンゴラや保温性が高いアルパカ、ラクダの毛も含まれることがあります。
ウールは毛質の違いから、普段使いから高級ブランドに使われるものまで、幅広く使用されています。
毛(ウール)のメリット
- すぐれた保温性と伸縮性
- 撥水性があり汚れにくい
- 型崩れしにくい
- 夏でも涼しい
毛(ウール)のデメリット
- 毛玉ができやすい
- 水に塗れると縮む・フェルト状になる
- 虫食いに注意
麻(リネン)
麻(リネン)は、非常に古くから織物として利用されている素材です。
植物の芯や葉から採取される素材で、20種類以上の特徴の異なる麻があります。
最近では、麻は吸湿性が高く、さらっとした肌触りで涼感があることから夏物衣料の定番アイテムとして使われている素材です。
メリット
- 吸水や発散性が優れている
- 雑菌が繁殖しにくく衛生的
- 丈夫なのに肌に優しい
デメリット
- シワになりやすい
- 縮みやすい
- 色落ちしやすい
化学繊維の素材の種類
スカーフを化学繊維の素材から選ぶ場合、主に以下の3つの種類があります。
- アクリル
- ナイロン
- ポリエステル
化学繊維は、化学的に合成して造った繊維で、化学的プロセスにより製造される繊維の総称を指し「人造繊維」とも呼ばれています。
化学繊維は原料や製造方法によって、合成繊維、再生繊維、半合成繊維、無機繊維の4つのグループに分けられている特徴があります。
アクリル
化学繊維の合成繊維の中でいちばんウールに近い風合いを持つのがアクリルです。
セーターなどによく使われている素材でカットソー、靴下、ぬいぐるみ、毛布など幅広く使われています。
アクリルは化学繊維ですが、化学繊維を製造するには、液状にした原料を小さなノズルから圧力をかけて押し出し、糸の形状にして利用します。
メリット
- 柔らかい
- シワになりにくい
- 元に戻る力が強いので型崩れしにくい
- 虫に強い
- 選択をしても縮まない
デメリット
- 静電気が発生しやすい
- 毛玉が発生しやすい
- 吸水性、保湿性がない
ナイロン
ナイロンは化学繊維のうち、石油を原料とした合成繊維のひとつです。
化学繊維の中でも古い歴史をもつ繊維で、衣料用、インテリア用、産業用、家庭用品など広範な分野で使われる繊維素材のひとつです。
また、磨耗、摩擦に強く、耐薬品性にも優れている繊維でもあります。
メリット
- しなやかで磨耗や摩擦に強い
- 折り曲げに強い
- 柔軟で薄くて軽い
- 速乾性に優れ、カビや虫害に強い
デメリット
- 黄変しやすい
- 酸性の液体で溶けやすい
- 他に比べ価格が高い
- 静電気が起こりやすい
ポリエステル
ポリエステルは、多価カルボン酸とポリアルコールとの重縮合体の化学繊維です。
ポリエステルの特徴は、世界中の合成繊維の中で、最も幅広く活用されている極めて強い繊維です。
丈夫でありながら美しい光沢という質感も備えたポリエステルは幅広い用途で使われています。
メリット
- 耐久性が高い
- 水に濡れても乾きやすい
- カビや虫害に強い
デメリット
- 静電気が起きやすい
- 毛玉ができやすい
まとめ
いかがでしたか?
今回は、スカーフの素材と特徴、メリット・デメリットについて詳しく紹介してきました。
スカーフも衣類と同じようにさまざまな素材が使われています。
どんな素材を使い作られているかは購入する前に確認することができるので、素材の特徴をしっかり把握しておけば失敗しないスカーフ選びができます。
どの素材であってもメリットやデメリットはあるので、その点をしっかり理解した上でスカーフ選びを行うようにして下さい。
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