横浜繊維振興会

  • 会社紹介
2023.05.17

横浜スカーフを普及する横浜繊維振興会の取り組み

佳雅が幅広く携わり、その普及に努めている横浜スカーフは、1859年に横浜が開港されて以来盛んになった生糸の輸出の流れの中で生まれた、歴史ある地場産業のシルク100%のスカーフです。シルクは天然繊維の中で最も細く長く、最もキレイに色が染まります。横浜開港以来140余年もの間にその特徴を生かした質感を確立し、横浜スカーフは抜群に良質なシルク製品として評価されていますが、横浜には、その横浜スカーフの普及や需要喚起を目的に活動している、「横浜繊維振興会」という組合があります。1992年に設立されて今年で31年目、34社もの会員が名を連ね、個人賛助会員も42名程になりますが、佳雅の先代である遠藤至彦が組合の副会長を務めていることもあり、佳雅は組合の中心的メンバーとして積極的に活動を推進しています。

組合では会員同士が情報交換をしながら連携し、ショップ運営やPOP-UPなどの各種イベントへの参加を通じて、日本が世界に誇る製版、染色、縫製の技術で作られた横浜スカーフをより多くの方に知ってもらい、手に取ってもらい、次世代へ継承していこうとしています。

先日ゴールデンウイークのまっ最中、2023年4月28日~5月7日に、活動のひとつでビッグイベントでもある「横浜ファッションウィーク」を開催しました。イベントでは、「スカーフの結び方教室」「きもの塾」の他、「染色体験」「ハンドプリント体験」「スカーフエコバッグ作り体験」「スカーフリング作り体験」「スカーフヘアバンド作り体験」などの様々なワークショップ、山下公園前のシルクセンターに設けた販売ブースなどを通して、ご来場いただいた多くの皆様と直接コミュニケーションし、横浜スカーフの魅力に触れていただくことができました。また今年は、横浜スカーフ特別大使に港北区出身の芸人 ぺこぱのシュウペイさんをお迎え(イベントにはビデオ出演)、毎年一般公募で選んでいる横浜スカーフ親善大使には、男性初となる渡辺悠希さん、イタリア人初となるLUCINI ELENAさんをはじめ7名の方を任命させていただき、老若男女問わず幅広い方に横浜スカーフをお届けすることに努めました。

このイベントで最も目玉なのが、「横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列 ザよこはまパレード」への参加です。ザよこはまパレードは、戦後横浜市内中心地の接収が解除され廃墟さながらの様相となった時に横浜を盛り上げようと、復興を目的に一大名物行事として国際港である特色を生かして在留外国人も参加できる一大名物行事として昭和28年よりスタートしたもので、今年で第71回目となる歴史深いものです。地元TV局も取材に来る大型イベントで、毎年横浜市内外から多くの方が訪れます。今年はコロナ明けで天気に恵まれたこともあり、本当に多くの方にお越しいただきました。

パレードには、地元の音楽隊や学校、企業が参加し、山下公園を出発した後赤レンガ倉庫を経由し、伊勢佐木町まで約4㎞を1時間半かけて、仮装しながら練り歩きます。横浜繊維振興会は、ファッションウィーク共催の「横浜ファッションデザイン専門学校」の学生の皆様に参加していただき、横浜シルクを纏いながら横浜の街を闊歩しました。観光でいらした方々、地元の方々、いつも組合がお世話になっている方々、多くの皆様に手を振っていただいたり、声をかけていただいたりしながら楽しくパレードすることができて、関わりあいをより深めることができました。

1859年の横浜港開港以来、昭和後期までの日本の輸出業を支え、一時代を築いた横浜スカーフの輸出量や販売量も停滞していることは否めませんが、昨今は日本全体で海外からのお客様が増えたことも影響し、日本の若い世代の方たちからも、「日本のものづくり」は改めて注目を集めています。佳雅では、そんな日本のものづくりが凝縮された横浜スカーフ・横浜シルクの魅力をより多くの方に知ってもらい、実際に見てもらい、手に取ってもらえるよう、横浜繊維振興会をはじめ様々な取り組みに参加しています。

日本のものづくりと横浜の文化、歴史、魅力に、少しでも多くの方に触れていただけたら嬉しく思います。

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