日本の産地との繋がり 両毛地区vol.1
- 会社紹介
| 織物産業が盛んな両毛地区
両毛地区とは、桐生・足利・佐野を中心とするエリアのことを指します。水がきれいなこの一帯は、マフラーやストールの生産が盛んなエリアとして知られています。中でも桐生は、「日本の機所(はたどころ)」と言われたほど、養蚕・製糸・織物業が盛んで、そうした産業が地区を支え、栄えてきました。富岡製糸場で知られるように、以前はこのエリアは養蚕が盛んで、シルクを扱っているところが多数ありましたが、近年シルクは減り、素材としてはアクリルが多くなっています。現在、日本国内で流通しているアクリル素材のマフラーのほとんどは、この両毛地区で作られたものです。
■佳雅と両毛地区、株式会社中井との深い縁
佳雅は両毛地区に古くからの繋がりがあります。特に、先代(現会長)の頃から深い付き合いがあるのが、株式会社中井です。中井は、両毛地区の様々な工場と提携し、生地を作り、縫製し、商品を仕上げるところまでを一気通貫でディレクションしている会社です。
中井勇社長とは、先代の頃からを含めると40年以上の付き合いになります。先代が独立前に勤めていた会社の名古屋支店に在籍していた時に知り合ったのがきっかけで、先代が佳雅を創業した1年後に中井社長も中井を創業しています。中井社長曰く、先代は、当時からとてもバイタリティがあって、守るよりも攻める。発想力がとても豊かで、時代のニーズを求めて物事を考えられるタイプで、今もそれは変わらないとのこと。ゆえに、時代が変化して長い時間が経っても、継続して取引ができているということでした。
そして今から20年ほど前、佳雅の現代表が会社を引き継ぐことになった際、それまで全く別の仕事に携わっていて生地や織物の知見や経験がなかったことから、中井社長のもとで現場のイロハを学んだという深い縁があります。
| 父から子へ、代々受け継がれていく繋がり
さらに今は、中井社長のご子息が代表を務める、株式会社大和とも連携しています。
株式会社大和は、中井や佳雅の物流業務を管轄し、完成品として仕上がった商品をお客様に届けるまでの工程(値札やタグ、品質表示を付けて、商品の出荷場所に納品するまで)において、必要なカスタマイズやアレンジを担っています。代表の中井琢哉社長はまだ30代の若手ですが、将来の両毛地区のマフラー産業を担っていく存在として期待され、佳雅も大和が創業してから7年間、密にコミュニケーションを取りながら取引しています。
両毛地区は20~30年前には30社近くあったマフラー関連の会社も、現在は5社ほどになっています。時代に即して、以前は“競合”していた会社同士が、今は“協業”しながら、両毛の織物産業を発展的に残していこうと手を取り合っています。両毛ならではの風合いや機能、それを生み出す技術や知見は父から子へと受け継ぎ、時代に合わせた変化を取り入れながら受け継がれていき、新たなチャレンジをしながら、産業を紡いでいます。
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